和歌山の県立高校の再編計画が進められています。
新宮高校と新翔高校の統合
海南高校・粉河高校・笠田高校の一括募集
などもその一環です。
教育委員会からは、高校ごとの「現状と期待」「改革・改善の方向性」が示された資料が発表されています(R4・3月)
非常に興味深い内容です。
和歌山の高校がこれからどうなっていく可能性があるのか、「読み」ができます。
GESは、向陽・桐蔭といった「進学校」の方向性(特色化)にも注目しています。
他府県をみると、「県立進学校」の特色化を積極的に進めています。
制度的な方法は主に2つの種類があるようです。
⚫︎ひとつは「重点校」の指定です。
大阪府では「進学指導特色校(グローバルリーダーズハイスクール)」に10校を指定
奈良県では「進学教育重点校」に4校、「進学教育推進校」に3校を指定
東京都では「進学指導重点校」に7校を指定
他にも広島県(トップリーダーハイスクール5校)、石川県(ニュースーパーハイスクール5校)などがあります。埼玉・千葉・神奈川・愛知・愛媛・山口なども採り入れています。
この方法は、学校数が少ない和歌山県では難しいかもしれません。
⚫︎もうひとつは「大学進学重視型 単位制高校」です。
奈良・兵庫・大阪・岡山・埼玉・徳島・青森・栃木・岐阜・長崎・熊本・鳥取などにもすでにあります。
GESの「読み」では、桐蔭高校は、この「大学進学重視型 単位制高校」への転換に向かっているようにみえています。
まだGESの勝手な「読み」に過ぎないことですが、桐蔭高校が「大学進学重視型 単位制高校」に向かうことに、GESは大賛成です。
文責 GES代表 山下幸男