県立中学を受験した生徒たちの「入試当日の得点」が集まってきています。
得点開示制度で、受験生本人が入手できる「入試当日の実際の得点」です。
それを見ると、いろいろなことが浮き彫りになります。
●向陽中・桐蔭中それぞれのボーダーゾーン
●向陽中と桐蔭中の作文の採点(採点基準?採点方針?)が明らかに異なること
●適性検査と作文の合計得点と合否結果の逆転ケースがあること
●追加合格者の得点
などなど。
以前にもこのブログで書きましたが、県立中学の入試はもっと透明性を高めるべきです。
合否結果に不可思議さを感じている保護者がおられるのもうなずけます。
調査書(内申書)の扱いについてはブラックボックスです。高校入試と同じように具体的に説明すべきです。
作文の採点については、教育委員会が何らかの方針・基準を示していて当然だと思うのですが、昨年今年の桐蔭と向陽の大きな違いをみると、学校裁量なのでしょうか!? わかりません!
入試に関する情報公開が進んでいる県は全国にいくつもあります。
子どもたちのために、保護者のために、和歌山も早く整えるべきことを整えてほしいと強く思います。
向陽中も桐蔭中も素晴らしい学校です。子どもたちが頑張ってめざす価値がある学校です。
入試の適性検査や作文の問題はとても質の優れた良問だと思います。
それだけに、透明性や納得性の高さがあってほしいと思っています。
文責 GES代表 山下幸男