子供たちの受験のことで、学校や行政のあり方・やり方に疑問を感じることがあります。
たとえば...。
終わったばかりの今年の県立中学入試の「面接」のこんなことです。
面接時間は「5分程度」
それが県教育委員会が出している「入学者募集要項」での公式発表です。
以前からずっとそう。
県立中学の面接検査は「5分程度」が公式発表です。
ところが...。
今年の向陽中学で、受験生に配付された案内物では「約3分」とされていたのです。
受験生・保護者に説明がなされていればいいのですが...。
配付されたものをみるかぎり、説明はありません。
もし、
大半の受験生(保護者)が読んでいる募集要項の「5分程度」を「約3分」に変えて、面接の前日に案内しても大したことではないと考えているとすれば、
あまりに軽率です。
率直に言って、
受験生や保護者に対して、無神経ではないかとさえ思ってしまいます。
受験する子供たち、そして、我が子の合格を祈る思いでいるお母さんお父さんに、
戸惑いや不安、動揺を与えかねないことをわかっていないのかと思うからです。
おそらく学校とすれば、「5分程度」を「約3分」と変えたところで大したことではないのでしょう。
つまり、合否判定にさほどの影響はないということなのかもしれません。
しかしです。
大したことではないにしてもです。
責任をもって、丁寧にやるべきこと、です。
公立の学校だからこそなおさら、責任をもって丁寧にやるべきです。
12歳の子供たちが、経験したことのないような緊張の中で、必死の思いでチャレンジする、一生一度の大事な受験なのですから...。