今年の大学入試センター試験であった不正行為の概要が発表されました。
不正行為があったのは、東京・宮城・三重で計4人。
その内容は
⚫理科の試験で、スマートフォンを使って用語を検索した
⚫理科の試験で、スマートフォンの電卓機能を使用した
⚫国語の試験で、問題文に定規をあてて読んでいた
⚫数学の試験で、「解答やめ」の指示後にマークシートに記入した
というものです。
いずれも、不正行為は、「全科目」の成績が無効になります。
スマートフォンの使用は論外ですが、
おそらく国語の文章を定規をあてて読んでいた生徒は、「全科目で補助用具使用禁止」となっているルール(受験上の注意)を知らなかったのではないかと思います。読んでいなかったのでしょうか。
しかし、知らなかったですまないのは当然のこと。取り返しはつきません。
大学入試センターによると、不正行為の最多人数は、17年度の12人。
カンニング行為も、ルールを知らずに受験することも、理解に苦しみます。