
日本で初めて、女性が理系の大学に進学したのは、
東北帝国大学(現東北大学)の理学部でした。
当時の大学は、旧制高校卒業の男子学生だけを入学させており、
女性は文系・理系関わらず、大学進学すら考えられない時代でした。
それから100年。
この春、男子中心だった医学部医学科の合格率が、
男女で逆転したそうです。
まさに、隔世の感ありです。
ふりかえると、J-CAMPUS・Academy Campusからも、
この春、40名を超える「リケジョ」が、医学部、薬学部、農学部、理学部などに進学しました。
しかし、理系学部への進学率は、世界の先進国と比較すると、
日本はまだまだ低い水準で「科学技術立国」を掲げる我が国にとって、
「リケジョ」の躍進は極めて重要で、その女性たちの新しい視点は、
低迷する研究力復活にもつながるはずです。
理系研究の魅力発信
大学と企業の連携
職場環境の改善 などなど、
国のますますの支援が必要です。
近い将来、「リケジョ」という言葉が風化するくらい、
理系専攻の女性が増えることを期待します。