三省堂の国語辞典が8年ぶりに全面改定となりました。
3500の新語の中には、「リアタイ」や「香害」、「エモい」や「身バレ」など、
私世代には意味不明 ? な言葉に加えて、
「クラスター」や「リモート」、「ソーシャルディスタンス」や「黙食」など、
コロナ禍で使われるようになった言葉も追加されました。
逆に、「携帯メール」「着メロ」「スッチー」「とらばーゆ」といった
私世代になじみのある言葉? は削除されるそうです・・・。
言葉は時代を映す「鏡」です。
新しい言葉の誕生や使い方の変化は、その時代の価値観を映し出します。
そして、その時代の変化を知ることは、自身の将来を考える礎にもなります。
だからこそ、スマホやネットで安易に検索するのではなく、
あえてこうした紙の辞書に触れ、迷ったり、間違ったり、発見したりを繰り返しながら、
「知識と知性」を豊かにしていくことが大切なのだろうと思います。
生まれる言葉と消えゆく言葉。
もちろん、教科書や入試の変化を伝えることも大事だけど、
こうした機会に「言葉を知ることの価値」も伝えていきたい。
辞書のページをめくりながら、そんなことを考えました。